"Romance of Leadership and Organizational Failure" Leadership and Organization Development Journal (in press)
"Self-sacrificing leadership and social identity" (投稿先探し中)
「イギリスで考える企業と社会」『経営戦略研究』第11号
]]>イギリスの医療(その3)
https://itankentanotankentai.blog.ss-blog.jp/2012-02-29
それまでも,子ども達が,風邪を引いた,おなかが痛い,ということがあったが,いずれもとりあえず様子を見るうちに落ち着いていた。ところが,11月の中盤のある日,次男トモノリが腹痛を訴える。熱もあるし,むかむか吐き気もするという。スプーンでサイダーを一口ずつ飲ましてやっても,何度か戻す。とりあえず様子を見る,という状況よりは悪そうである。 というわけで,いよいよGPに行かねばならない,ということになった。月曜日の朝,9時半に電話をしてみると,別に頼み込んだわけではないが,11時に来てくださいとのこと。すんなり予約はとれた。タクシーを呼んで,GPへ。 受付をすませてしばらく待つと,インド人(名前からしてそうではないか。)医師による診察である。"How can I help this young man?"と,にこにこと迎え入れてくれる。両親が,たどたどしく症状を説明してから,診察に移る。手順は日本とそんなに変わることはない。体温は,両耳の鼓膜温を違う体温計で測定する。体温計を渡されて待合室で自分で検温するのよりは慎重ではないか。おなかを押したりする様子は,日本の病院と変わらない。 結果,まあ,熱も下がっているし,悪いものでも食べたことによる腹痛でしょう,今日は食事は止めて,ジュースやコーラ(確かにコークって言われた。)を飲ませなさい,食事はヨーグルトのようなものから始めなさいという診断と治療法になる。一応,便の検査をしておきましょう。4時までにレセプションに出しておいたら,明日には結果が分かるので,何か重篤な問題があれば,連絡します,とも。薬も処方箋もなし。3日経ったら来てくださいもなし。 そんなわけで,家に帰って,医師のアドバイスにしたがって過ごすこと3日,元気を取り戻し,木曜日からは学校にも行けるようになる。というわけで一件落着。金曜日になって,元気になったか,と電話をもらう。家内によれば,なんかが検出された,とかいうことだが,よく分からない。 今回の経験から見る限り,イギリスの診断や治療も悪くない,と結論したい。薬がないというのは,実はよいと思う。医者で出された薬を無理に飲ませようとしたがために,嘔吐した,とか,嘔吐したのでまた飲ませてみたらまた嘔吐した,という経験は全ての親が持っているのではないか。 そもそも,ひとさじひとさじ飲ませてやっても戻すときは戻す。親が冷静になって,2,3時間待ってやるしかない。2,3..在外研究(暮らし)itankentanotankentai2012-02-29T08:01:13+09:00
というわけで,いよいよGPに行かねばならない,ということになった。月曜日の朝,9時半に電話をしてみると,別に頼み込んだわけではないが,11時に来てくださいとのこと。すんなり予約はとれた。タクシーを呼んで,GPへ。
受付をすませてしばらく待つと,インド人(名前からしてそうではないか。)医師による診察である。"How can I help this young man?"と,にこにこと迎え入れてくれる。両親が,たどたどしく症状を説明してから,診察に移る。手順は日本とそんなに変わることはない。体温は,両耳の鼓膜温を違う体温計で測定する。体温計を渡されて待合室で自分で検温するのよりは慎重ではないか。おなかを押したりする様子は,日本の病院と変わらない。
そんなわけで描いていたGPのイメージは,薄汚れた診療所,つっけんどんな医者,アル中の患者が徘徊する待合室であった。ところが,実際に出かけてみると,意に反してこぎれいである。また来ている人も底辺層という感じは全くしない。この日は,家族分の健康状態調査票と,容器をもらって帰ってくる。「urine」。あまり聞かない単語なので一瞬わからなかった。違うものを入れていったらひんしゅくだろうなあ...。
]]>NYMRとWSR
https://itankentanotankentai.blog.ss-blog.jp/2011-12-22
さて,いよいよNYMRとWSRに行ってみようと思う。「いよいよ」というのには訳がある。それぞれ30マイルほどとイギリスの保存鉄道の中では屈指の長さを誇る保存鉄道である。30マイルといえば,48キロ!まともな人たちのやることではない(英語のcrazyは,時として,すごくいいね,の意で使われる。こういう言葉がすっと使えるようにはなりそうもない。)。あっ,NYMRは,North Yorkshire Moors Railway(ノースヨークシャー・ムーアーズ・レイルウエイ),WSRは,West Somerset Railway(ウエスト・サマセット・レイルウエイ)の略です。 略語といえば,英語の略語はよく分からない。日本語だってコンビニとか田都とかいうけれども,それぞれコンビニエンスストアと田園都市線の略だとすぐ分かる。コンビニをCVSと略すのは業界人だけだし,DTSとか言われたらもう分からない。 例えば,asap。ちなみに,as soon as poosible の略です。返事くださいねaspsasap,みたいに使う。ちなみに,as soon as possibleを一語で,というのは英語の問題で見たような気がする。正解はimmediatelyだったと思うのだが,実はasapも間違いではないということになる。 大学入試でもいざ解答用紙を集めて,asapが答えにあったら,採点者一同鳩首会議必至である。入試というものは,正解の可能性がある答えに対しては慎重に対応しなければならない。(as soon as possibleなので,ASAPですね。訂正します。) 話が脱線してしまった(鉄道だけに)。NYMRは,イングランド北東部のピッカリングからゴースランドを結ぶ。季節によってはゴースランドから海辺のウィットビーまで普通の鉄道(ネットワークレイル)に乗り入れる。ピッカリングは山の中の行き止まり駅だが,かつてはさらに南に線路が延びており,そこからロンドンから海水浴客のための列車が走ったこともあったという。 線路はムーア(荒野)の谷の中を走る。勾配が続くところもあり,蒸気機関車は盛大に煙を噴き上げドラフトの音を響かせる。長さだけではなく,大型の蒸気機関車がたくさん保存されているのもこの鉄道の魅力である。やはり炭坑用の機関車とは迫力もスタイルもスピードも違う。月並みながらかっこいい。 また,ゴースランドを出てすぐ200mぐらい..イギリス(無用の用)itankentanotankentai2011-12-22T06:37:41+09:00North Yorkshire Moors Railway(ノースヨークシャー・ムーアーズ・レイルウエイ),WSRは,West Somerset Railway(ウエスト・サマセット・レイルウエイ)の略です。
略語といえば,英語の略語はよく分からない。日本語だってコンビニとか田都とかいうけれども,それぞれコンビニエンスストアと田園都市線の略だとすぐ分かる。コンビニをCVSと略すのは業界人だけだし,DTSとか言われたらもう分からない。
例えば,asap。ちなみに,as soon as poosible の略です。返事くださいねaspsasap,みたいに使う。ちなみに,as soon as possibleを一語で,というのは英語の問題で見たような気がする。正解はimmediatelyだったと思うのだが,実はasapも間違いではないということになる。
大学入試でもいざ解答用紙を集めて,asapが答えにあったら,採点者一同鳩首会議必至である。入試というものは,正解の可能性がある答えに対しては慎重に対応しなければならない。
(as soon as possibleなので,ASAPですね。訂正します。)
「人々は,リーダーシップが実際以上に結果を支配すると思っているからこそリーダーのいうことを聞くし,またうまくいっていないときには,実際の責任がなくともリーダーを非難する。」という仮説がある。リーダーシップの幻想理論(Romance of Leadership)と呼ばれる一連の研究である(リーダーシップのロマンス理論と訳す人々がいるが,そう訳すと意味不明である。)。
いや,結果を左右するのがリーダーシップだ,と思っている人はW杯を考えて欲しい。どんなに優れた監督を連れてこようとも,日本代表が「イングランド,ドイツ,ブラジル,日本」からなる一次リーグを突破するのは無理であろう。この例は極端だとしても,リーダーが全知全能ではない以上,リーダー以外にも結果に影響を与える変数は山のようにある。
]]>イギリスのビザ申請(最終回)
https://itankentanotankentai.blog.ss-blog.jp/2011-06-29
というわけで,英作文をしてメールを送る。ベルリッツに通っていたので,レッスンの中で見てもらう。J先生,ありがとうございます。もっとも,このブログへの引用の過程で省略したり打ち直したりしたので,すべての間違いの責任は,私ににあります。 あと,小理屈ばっかりこねているから私自身の英語が上達しないということもよく自覚しています。しゃべり出すと文法的な間違いに,すぐ気がつくわけです。しかも,おお,ここは過去形だったとか,複数形なのに動詞が単数じゃないの,とかそういう単純なミス。そうすると,ますますもごもごと...。まず,ビザの申請をしました。で, Although I requested entry clearance from ... to ..., the issued visa is valid from ... for one year, one week earlier. I would like to ask you to change the date of my visa.と,最初に,用件を書きました。最初に何をしてほしいのかを書くのが,英語のメールの書き方らしいです。 その後に,事情を書くのだが,どうせ,変えてもらえないだろうと思っていたので,「インビテーションレターは,何日から有効なんだけれど,あなたたちが発行したビザは,日付が一週間早いです。I cannot understand the reason why the visa you issued is different ちゃらちゃら」と書いていたのだが,これは強すぎるよ。もっと丁寧に頼んでみようよ,とアドバイスしてくれる。 そこで,インビテーションレターの日付は,何日からになっていますの後に,Taking the invitation from the university and my personal conditions into consideration, I requested entry clearance from 28 March 2011. Therefore I would be very grateful if you could change the date of my visa.と続けました。I would be very grateful if~とか,I would appreciate if~とか,よく見ま..在外研究(出発まで)itankentanotankentai2011-06-29T19:29:32+09:00
あと,小理屈ばっかりこねているから私自身の英語が上達しないということもよく自覚しています。しゃべり出すと文法的な間違いに,すぐ気がつくわけです。しかも,おお,ここは過去形だったとか,複数形なのに動詞が単数じゃないの,とかそういう単純なミス。そうすると,ますますもごもごと...。
まず,ビザの申請をしました。で,
Although I requested entry clearance from ... to ..., the issued visa is valid from ... for one year, one week earlier. I would like to ask you to change the date of my visa.
と,最初に,用件を書きました。最初に何をしてほしいのかを書くのが,英語のメールの書き方らしいです。
その後に,事情を書くのだが,どうせ,変えてもらえないだろうと思っていたので,「インビテーションレターは,何日から有効なんだけれど,あなたたちが発行したビザは,日付が一週間早いです。I cannot understand the reason why the visa you issued is different ちゃらちゃら」と書いていたのだが,これは強すぎるよ。もっと丁寧に頼んでみようよ,とアドバイスしてくれる。
そこで,インビテーションレターの日付は,何日からになっていますの後に,
Taking the invitation from the university and my personal conditions into consideration, I requested entry clearance from 28 March 2011. Therefore I would be very grateful if you could change the date of my visa.
と続けました。I would be very grateful if~とか,I would appreciate if~とか,よく見ます。
あ~,よく考えたら我々もこういう頼み方をしていることがありますよね。学生が,もし採点を変えてくれたら感謝します,って,来ることがあるんですけど,そーゆー場合は感謝してもらわなくて結構です,とお答えしています。こういう表現は,英語では,どういうんでしょうか?I am very sorry とか,It is regrettable thatかなあ。I refuseではないと思う。あと,I am regrettable thatは,文法的に間違いでしたね。高校で習ったのを思い出しました。
で得意の,ご迷惑でなければ(I apologize if my request causes any problems.)をかいて,でも日付を変えて欲しい。変えてくれないと困る,と書いて,最後に
Thank you very much,
です。