SSブログ

英語の勉強 [在外研究(出発まで)]

 ところで(思い出したように),イギリスで在外研究というと問題になるのは語学力である。実は英語は苦手である。読めてもそれ以外はからきしだめである。よく恥ずかしげもなく英語の話を書くよね,と思われることを承知で勉強法をさらしてみようと思う。
 
 高校時代,外国人講師トムリン先生の授業で,質問されて,とりあえずYes.と答えてみたところ,
「それは,Yes,Noで答えられる質問じゃないぞ。」といわれたことがある。それだけ聞き取れれば立派なものじゃないですか,と慰めてくれるかもしれないが,これは,一緒に授業をしている日本人の佐伯先生が日本語で教えてくれた。

 そんなわけで英語にはからきし自信がない。大学は少なからぬ渡航滞在費を出してくれるのだから,ここは自腹を切って英語を勉強しようと4ヶ月ほどベルリッツに通うことにする。大人になると日々の忙しさに紛れて,英語を勉強する時間がなかなかとれない。週一回で英会話学校に通えば,予習・復習も含め,少しは勉強するようになるだろうと思ったのである。

 とはいえ,「これはいくらですか。」とか「今日はいいお天気ですね。」ぐらいは知っている。なにかネットでニュースの記事を探して,その内容について討論することになった。会話が弾みそうなネタを探すので一苦労。結果,議論の対象にしたのは,「北米におけるトヨタ自動車の業績回復」とか,「wikiリークスがもたらしたもの」「イギリスの大卒女性の躍進」「アメリカ人の40%は神様が人を作ったと信じている」「エジプト騒乱」などさまざま。
 
 英語の勉強もさることながら,日本に詳しくない人に日本についてどう説明するか,というようなことをあらかじめ考えなければならないのが勉強になった。辞書を引き引き,ここはこういうのではないか,と予習する。また,われわれがヨーロッパやアメリカのメディアが何を伝えているのかに疎いことにも気がついた。

 とはいえ,家に帰ってレッスンのテープを聞き返すと,5分でイヤになる。それぐらいへたくそである。ま,持っている分で勝負しなきゃ行けないのさ,と思うことにしている。あと,そんな英語でも何とか吸収したり発信したりすることが大事なのさ,と開き直ることにしている。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。