英語の勉強(懲りずにその2) [在外研究(出発まで)]
とはいえ,のこのこ海外の学会報告に行ったことはある。初めては,7年ぐらい前のことである。
何とかフル・ペーパーを仕上げる。頼りになるのは,これまで読んだ論文の中に出てきた英語表現である。また,英語論文の書き方みたいな本も参考になる。正確にはこの手の本がないとわたくしには無理である。特に書き出しから詰まってしまうような場合,ちょっと開くと便利そうな表現が出てくる。The purpose of this paper is to investigate とか,のっけから開くことが多い。
。
また,書いたやつは,英文校正の業者に出す。けっこう直って返ってくる。最初から正しい英語で書かなくて良い,と思うと気が楽である。
また,最初こそポスター・セッションであったが,2回目からはプレゼンテーションも必要になる。パワポでスライドを作って,報告しなければならない。アドリブなんて絶対無理だから,原稿を書かなければならない。これまた,「英語の発表の仕方」みたいな本がわたくしの場合,不可欠である。「何とかについて述べたいと思います。」って,なんて言うんだろう? 本によれば,Let me show youなんとかである。
質疑応答はよくわからない。取り合えず聞かれたことを創造(想像ではないかもしれません。)して答える。それでも報告後に,ああだこうだと言われることがあるから,なんとか聴衆の興味を引きつけているのかもしれない。とにかくすることが大事だと思う。かつてベルリンで「日本の年寄りは質疑応答は無理なので,メールを下さい。」といって場をしらけさせた関西地方の先生がいたそうだが,こういうのは恥さらしである。
結論から言えば,私の場合,在外研究の前に外国での学会報告の経験を持っていたことは,大きかったと思う。会話はともかく何とかメールぐらいならやりとりできるのは,フルペーパーを書いたり,発表の原稿を書いたりしたことが活きている。2年ぐらい経って,あのときの報告ですが,とインドの大学院生からメールが来たときは驚いたとともにうれしかった。また,行き先探しの際に,英語の業績を書けたのも気後れしないですんだ。
そんなわけで,理科系や心理学,経済学のように日常的に英語で論文を書く必要がない分野であっても,英語で書いて学会報告したり,論文投稿することは英語力の向上にも役立つと思う。
もちろん,経営学の分野では,高橋伸夫先生のように優れた研究者が,英語で書くことの意義を説かれている。しかし,大リーグに行くのは,イチローや松井だけではない。今や,えっ,あの選手も?というようなひとも行く。わたくしが,その意義を書くことが,誰かを励ますことになれば幸いである。
日常的に英語の論文やテキストを読む際も,声に出して音読してみるだけでも,少しは上達するような気がする。目で追っているだけでは,だめっぽい。使えそうなフレーズを書き留めておけばさらに役立ったはずである。
もっとも,「シャチョサン,マタキテネ。」が,ある状況において正しくて,正調日本語とほど遠いように,学術論文や学術会議の英語も,また日常の英語表現からは離れているのであろう。しかし仕方がない。
何とかフル・ペーパーを仕上げる。頼りになるのは,これまで読んだ論文の中に出てきた英語表現である。また,英語論文の書き方みたいな本も参考になる。正確にはこの手の本がないとわたくしには無理である。特に書き出しから詰まってしまうような場合,ちょっと開くと便利そうな表現が出てくる。The purpose of this paper is to investigate とか,のっけから開くことが多い。
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英語論文によく使う表現事典―自然科学、人文科学、社会科学などさまざまな分野で活用できる!
- 作者: 加藤 久雄
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2000/01
- メディア: 単行本
また,書いたやつは,英文校正の業者に出す。けっこう直って返ってくる。最初から正しい英語で書かなくて良い,と思うと気が楽である。
また,最初こそポスター・セッションであったが,2回目からはプレゼンテーションも必要になる。パワポでスライドを作って,報告しなければならない。アドリブなんて絶対無理だから,原稿を書かなければならない。これまた,「英語の発表の仕方」みたいな本がわたくしの場合,不可欠である。「何とかについて述べたいと思います。」って,なんて言うんだろう? 本によれば,Let me show youなんとかである。
質疑応答はよくわからない。取り合えず聞かれたことを創造(想像ではないかもしれません。)して答える。それでも報告後に,ああだこうだと言われることがあるから,なんとか聴衆の興味を引きつけているのかもしれない。とにかくすることが大事だと思う。かつてベルリンで「日本の年寄りは質疑応答は無理なので,メールを下さい。」といって場をしらけさせた関西地方の先生がいたそうだが,こういうのは恥さらしである。
結論から言えば,私の場合,在外研究の前に外国での学会報告の経験を持っていたことは,大きかったと思う。会話はともかく何とかメールぐらいならやりとりできるのは,フルペーパーを書いたり,発表の原稿を書いたりしたことが活きている。2年ぐらい経って,あのときの報告ですが,とインドの大学院生からメールが来たときは驚いたとともにうれしかった。また,行き先探しの際に,英語の業績を書けたのも気後れしないですんだ。
そんなわけで,理科系や心理学,経済学のように日常的に英語で論文を書く必要がない分野であっても,英語で書いて学会報告したり,論文投稿することは英語力の向上にも役立つと思う。
もちろん,経営学の分野では,高橋伸夫先生のように優れた研究者が,英語で書くことの意義を説かれている。しかし,大リーグに行くのは,イチローや松井だけではない。今や,えっ,あの選手も?というようなひとも行く。わたくしが,その意義を書くことが,誰かを励ますことになれば幸いである。
日常的に英語の論文やテキストを読む際も,声に出して音読してみるだけでも,少しは上達するような気がする。目で追っているだけでは,だめっぽい。使えそうなフレーズを書き留めておけばさらに役立ったはずである。
もっとも,「シャチョサン,マタキテネ。」が,ある状況において正しくて,正調日本語とほど遠いように,学術論文や学術会議の英語も,また日常の英語表現からは離れているのであろう。しかし仕方がない。
2011-02-23 11:23
nice!(0)
コメント(2)
英語論文執筆の参考書探してたところです。上記の本、参考にさせていただきます。
by AT (2011-05-11 22:45)
最近利用しましたが、英文校正なら値段的にも質的にも
http://www.uni-edit.net/
がよかったです。
何回か再校正もお願いしたのですが無料で見てくれ、親身になってくれて気持ちよくやり取りができましたよ。
by O (2011-08-05 20:37)