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イギリスのビザ取得(つづき) [在外研究(出発まで)]

 前回と今回の話は,とりようによっては,英国官憲に対するいちゃもんである。こんな事書いて帰れっていわれたらどうしよう(どきどき)。

 さて,1週間早まるのは,非常に困る。いろいろな都合があって,予定通り日本を28日に出発せざるを得ない。向こうを来年の21日に出発して帰国すると,本邦不在期間が1年を下回ってしまう。そうすると本邦での所得税などの支払い義務が生じてしまう。
 行政サービスはイギリスから受けるのだから,イギリスで税金を払うのが本来のあり方ではないか。ただし,外国人の外国での所得を個人レベルで補足するのは,面倒すぎてできないのかもしれない。なので,イギリスでは所得税は払わなくてもよい。もっとも,カウンシルタックス(家にかかるらしくて,私の場合年1188.76ポンド)を払わなければならない。消費税も20%と高い。なので,ヒノ先生,イギリス行って儲かりましたね,というほどのことはないです。

 で,ついでにいえば,個人的には給料から税金を払うのには異論がある。労働と消費はどっちが尊い行為ですか,と聞かれて,消費と答えるひとはおるまい。
 いや消費がないところでは労働も成り立たない,どっちが尊いとかいう質問自体が成り立たない,という経済学者もいるかもしれない。ここでは,そーいう没価値的な話をしているのではない。

 そんなわけで尊い行為である汗水垂らした労働の果実の給料はなるべくそっとしておいて欲しい。消費は悪徳ではないが,なんの努力もいらない行為なので消費税を20%ぐらいまであげる。
 もちろん,配当や利子,相続にはもっと課税しても良いし,もちろん所得の少ないひとに対する所得再分配の仕組みは別に考える必要があるし,今以上に手厚くしても良いと思う。ついでに,消費税中心の税制に各国が変われば,多国籍企業や富裕層の租税回避といった問題は少しは解決されるのではないか。
 
 閑話休題。電話に出たVFSのおねえさんは,うちは窓口サービスを請け負っているだけだから,我々の判断で期間は変更できないし,これで納得しろ,と言う口ぶりである。とはいえ,粘っていたら,会話の中で,二つの方策を示してくれた。一つは,入国審査の時に,入国審査官にアピールすること。ここで変更が認められる可能性はほとんどないが,ゼロではない。もう一つは,ビザの審査を行うマニラの英国大使館に,直接アピールする方法である。しかも大使館にはたくさんメールが届いて分からなくなってしまうから,英語でメールを書いたら,取り次いでくれるという。

 やっぱり親切じゃん,VFS。「英語で書いたら」というところが挑戦的に響くのは,きっと私がひねくれているからであろう。というわけで,素直にご厚意に甘えて,変更をお願いする手紙を書くことにする。そこで,次回は例によって,英作文の練習。

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