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タンフィールドレイルウエイ(自称世界最古の鉄道) [イギリス(無用の用)]

 北東イングランドの主要産業は何か。
 今ではほとんどが閉鎖されたが炭坑である。もっと南の方では,石炭の輸送手段として,運河が発達したようだが,ここは丘陵地帯である。運河よりも,木製の運炭軌道(wooden wagonway)が発達したらしい。

 そんな運炭鉄道の一つをルーツに持つのが,タンフィールドレイルウエイである。開業は最初の蒸気機関車の75年前,一般に世界最古の鉄道とされるストックトン・ダーリントン鉄道の約100年前にさかのぼる1725年。

 この保存鉄道は,残された古い機関庫の保存から始まったという。1854年に作られたという機関庫は一般公開されていて,中に入ることができる。機関庫には,100年は経っていようかという旋盤やボール盤,小さな鍛造機や鍛冶屋仕事ができるような炉などが,残されている。実に古めかしいが,油で黒光りしている。小さい部品はここで作ったりするのであろう。庫内では何両かの蒸気機関車が修理されている。

 昔は炭坑で使っていたという小さな機関車が,数両の客車を引いて往復する。この日の機関車は,1891年にロバート・スティーブンソン社で作られたという古典機関車。客車は昔の運炭鉄道の雰囲気を残すようなオープンデッキのかわいい客車。機関車やえもんの世界。ちゃんちゃんかたかたけっとん,と3マイルほどの線路を林を抜け,丘を眺め,往復する。
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 機関士さんは鉄道の職員。
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 機関庫☆☆☆☆☆
 地域色☆☆☆☆
  

 訪問 2011年4月22日 
 
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